私の朝の日課は家事をしながら耳でVoicyを聴くことである。
その中で、キングコングの西野亮廣さんが『えんとつまちのプペル』の再上映のことをしきりに熱心に喋っていた。絵本になったことは知っていて、去年映画化されたことも知っていたが、中味については何も知らなかった。
私は、時々天邪鬼なところがあって、あまりにも流行りすぎると身を引いて、ふーん、という感じで斜に構えて見ているところがある。もちろん、全部ではないが……。
そして、流行からだいぶあとからそのことを追いかける時がある……ひねくれてる……。
とにかく、西野さんやその周りの人が熱心に映画のことを喋っているのを聴いて、騙されたと思ってちょっと観てみようかなと思ったのだ。(上から目線すぎる……)
そして、興味があるという上の娘と一緒に『えんとつまちのプペル』を観に行った。
始まりはうーん、この映画に入っていけるかな……という感じであったが、いつの間にか、不思議でかわいいキャラクターに引き込まれていった。
心が童心に帰っていく自分。
登場人物と一緒になって心が動いていく。
夢があるっていいな……!!
夢を追いかけるっていいな……。
きっと西野さんの実体験、というか思いが反映されているストーリーなんだろうな。
やはり、人気が出るって理由があるなと思う。
人の心を動かす力があるのだ。
家に帰って来てから、「本当観てよかったな~」という感動を下の娘に伝えた。
そうしたら娘が
「Twitterでは結構叩かれているんだよね……」
という。
―えーっ、そうなの?
私はTwitterをやっていないし、誰のフォローもしていない。
なので、全然事前情報がほとんどなく、何の偏見もなく映画を観ることが出来た。
マイナスな感情を持たずにいられてよかった。
たぶん、有益な情報もTwitterには流れているのだろう。しかしマイナスなことも……。
誹謗中傷とか、人を叩くこととか……。
もううんざりなのである。
私はこの映画を観てよかったと思っているし、感動を与えてもらって、気分がとてもあがっている。
以前にも自分が観た映画がとても感動的だったので、他の人の評価を見てみようとネットを調べたら、とても評価が低く、批判的な言葉が並んでいたことがある。
その時は
――え~っ、この映画をこんなに批判的に観る人っているの!!??
という驚きがあって、ショックだった。
確かに、自分と他の人の頭の中、感じ方なんて、一緒なんてことはないだろう。
だけど、マイナスな感情に引っ張られがちな私は気を付けないといけない。
自分は自分……。他人の負の感情に惑わされたくない。
自分の感性を大切にして生きていきたい。
作品の良いことろを観て、なるべく前向きに捉えたい。