「フリーランス」になっても「フリー」ではないこと
フリーランスって全部自由って夢見がちだけど、そこは全部自由ってことはない。
フリーランスにも色々な仕事があると思うが、昔自宅でパソコン入力の仕事をしていた時期がある。
フリーランスなんてカッコよい言葉を知らない時である。
個人事業主として届け出をし、ある会社から専属で仕事をもらっていた。
子どもが小さい時で、在宅で仕事をしたいと思っていたから、がむしゃらに頑張ったものである。
その時の経験から感じたこと。
昔在宅ワークだった時のメリット・デメリット
メリット
自宅で仕事ができる
通勤の時間がカットできるのは体力的にも、時間的にも大いにメリットである。
自由に自分の働く時間を決められる
私の場合は、子どもを保育園に送ってからすぐに家事をし、その後は途中休憩をしながら迎えに行くまで全部仕事をし、終わらない場合は夜中も仕事をしていた。
子どもが熱を出して保育園(学校)を休んでも仕事が出来る
子どもが小さいときは熱をしょっちゅう出すので、仕事を休まなくてはならない。
又は、朝元気に保育園に行っても、保育園から呼び出されることがあり、そういう時は勤め先に休みの連絡するのが本当に気が重くなる。
自分では仕事を頑張りたいのだが、子どものために仕事に穴を開けるという申し訳なさ……。
その点、在宅ワークだと熱を出しても仕事が出来る。一応、病院に行ったり、子どもの面倒を見なくてはいけないのだが、仕事時間が確保できる。
自分の用事を優先できる
子どものための行事や保護者会等の学校行事等に参加できる。
たまには、ママ友とランチに行って気分転換もできる。
デメリット
仕事の量が不安定
専属なので仕事が比較的定期的に入ってきてはいたのだが、ないときは本当にない。
その時はインプットの時と捉えて気長に仕事を待っていた。
通勤時間がなくなることによって運動不足になる
子どもが保育園に通っているときは、送り迎えは歩いていっていた。
そして小学校に通う頃には外に出る用事がない限り朝から晩までパソコンに向かうことによって自分で意識しないと運動不足になりがちだった。
働く時間が自由なので、公私の境目がなくなる
私の場合は、仕事が気になって、土日関係なく朝から晩までパソコンに向かってばかりいた。仕事をする日、休む日、又は1日の作業時間等々きっぱりと決めたほうがよい。
私の場合全てが仕事モードになってしまい、メリハリのない生活だったなと反省。
時間管理はしっかりとしないといけない。
職場の人間が周りにいない
・ちょっと疑問が湧いても自分で全部調べないといけないので解決するのに時間がかかる。
・家族以外の人と話さなくなるので、孤独に陥りがち。
確定申告の手間がかかる
経費の入力はその都度エクセル入力すればよいのだが、ついつい溜めたレシートの入力や1年に1度の確定申告の作成がとても億劫に感じた。
今ではもっと便利なソフトが色々出ているのだろう。
家事を全部やる
仕事を相当やっているのに、家にいることで全部の家事を担いがち。
まとめ
以上が昔私が在宅ワークを経験して感じたメリット・デメリットであるが、大切なのは以下のことかなと思った。
- 時間の管理をしっかりとする。(仕事と休みのメリハリをつける)。
- 運動を生活に取り入れて健康面に気をつける。
- 確定申告に向けての準備をしっかりする。
- 人と会う機会を設け気分転換をする。
- 仕事のスキルアップを常にする。
今では大分状況は変わってきているとは思うが
とにかく、フリーになるためには自己管理が大切ということだろうか。
今は勤め人となってしまったのだが、年をとって勤務時間を拘束されることが段々苦痛になってきているので、昔の在宅勤務も頭の中でちらちらする今日このころである。