『浅草キッド』を家族で観る
久々に家族皆でテレビの前に座って鑑賞したもの……それはNetflix配信の『浅草キッド』。
(※ネタばれあるかも)
私が購読しているブロガーさんが紹介していたので気になっていた。
(※トラコさん、勝手にリンク貼らせていただきます)
夫はビートたけしが大好き。
受験生だった時は「オールナイトニッポン」というラジオ放送でたけしの番組を聴いていたという。
娘も、今話題だというので観てみたいということだった。
家族が日曜日の午後に揃って同じものを観る……という懐かしい光景で、懐かしい昔の設定の映画を観る、ということになった。
たけしの顔のアップで映画が始まる。
この人誰? 本人? 否、本人のはずないよ、じゃあ、この人誰なの?
ものまね芸人? とか、色々なことを皆言いながら、観始めた。
たけしが大学を中退して浅草のフランス座で寝泊まりして師匠のもとで修業を積む。
たけしは、師匠のワザを盗み見て芸を覚えていく。
師匠は芸人としてのワザだけではなく、芸人とはこういうものなのだ、ということを身なりや、人としての在り方とか色々な面でたけしに影響を与える。
昔ながらの弟子と師匠の関係。
そこでは先に「きよし」が舞台に師匠と出ていた。
後に「きよし」と「たけし」がコンビを組んでいく。
娘が「へえ、昔は2人だったんだ」と驚く。
そうか、それも知らないんだよね、とこっちも驚く。
弟子が師匠を超えていくときの切なさと嬉しさ。
師匠の教えが弟子に脈々と受け継がれている様子。
場末のフランス座と興隆期のテレビ業界、義理と人情の世界……昔ながらのお笑いの世界が移り変わる時代を垣間見ることができる。
過激な描写もほとんどなく(一部気まずいシーンもあったが)、家族そろって楽しむことが出来た。