寿命の受け止め方の違い
ネットを見ていたら、その人の寿命がわかるというテストというものを見つけた。
恐る恐るそのテストに答えを入力していった。
生年月日、性別、既往歴、飲酒、喫煙、座っている時間、運動習慣、睡眠時間等々を選択していく。
そのテストによると、何と私はあと15年しか生きられないらしい……。
びっくりした。自分の人生なんて分かる訳ないけど、そんなに短いものとは思っていなかった。
もうちょっと長いものだと思っていたのだ。
それが本当かどうかは分からない。
だけど、本当だとしたら………。
運動や睡眠時間の改善が必要だとは思った。
だが、私の頭に真っ先に浮かんだものは、今の仕事を辞めたいということ。
つまらない仕事はもう辞めて、自分の好きなことをして生きていきたいと思った。
まぁ、現実問題、すぐ全部辞めることは無理だろうから、せめてパートになって、もうちょっと自由な時間を手に入れたい。
娘に言ったら
「寿命のテストなんて、まるで小学生がやってることみたいだね」
と言われてしまった。
若い子にとっては、「死」というものはもっと遠くにあるものだろうからね。
私の人生は、今折り返し地点ぐらいかと思っていたら、折り返しどころではなく、もっと短いものになってしまうのか。
この衝撃を抑えられずに、
夫にもテストを受けてもらった。
夫は運動はするが、煙草を吸う。
……そして、何と夫の寿命はあと7年……。
私の半分ではないか!
私もびっくり。
だけど、その結果を見ての夫の反応は……。
「俺はそのテストは信じない」ときっぱり。
そして、生活の何もかもそのままで、何も改善しないという。
私はすぐ信じてしまう、単純な頭なのか。
そして、自分の生活を否定的に捉えるネガティブ思考とも言えるか。
夫は自分の生活、人生を全部肯定的に捉えるポジティブ思考?
1つの「寿命テスト」というものをしても、それを信じるか、信じないか。
そして、改善するか、しないか。
夫婦でも受け止め方がこんなに違うのだから、千人の人にこのテストを試したら受け止め方というものは千差万別なんだろうな……。
と思ったらすごく感慨深く感じてしまった。