あらゆるものと自分はつながっているのだ byドリアン助川
どんなに苦しい状況にあっても、その人が風のそよぎや太陽の光を感じられたら、それはこの世に祝福されているということだ。私たちは、この世界を感受する命として生まれてきた。
新聞を読んでいたら、ドリアン助川さんの上の言葉が載っていた。
彼は相次ぐ無差別襲撃事件について、加害者の深い孤独と虚無が感じられると述べている。
この世で生きていくのには
知識をどれだけ蓄えるのではなく、どう金を稼ぐかではなく、
あらゆるものと自分はつながっていることを感じ取る、
豊かに生きていく力を身につけることが重要だ、
と彼は言っている。
何をやってもうまくいかないと感じたとき、
家族との関係、職場での人間関係、そのどれもがうまくいかないとき、
外に出て、空を見て
道端にしゃがみこんで
小さな花をじっと見たり、
蟻を見たり、
そこに小さな命を感じるときに
自分がその世界を感じられるときに、
世界のあらゆるものが一所懸命に自分の生を生きているのを感じるときに
自分がその世界の一部なんだと実感し、
自分の悩みがちっぽけに見え
自分がとても慰められるときがある。
そして、色々なことで悩んでいる人に
ドリアン助川さんの言葉が届けばいいのにと思う。