黙食の時代の夫婦旅の薦め――会津若松編(2)

会津若松編(1)からの続き。

 

宿泊先は東山温泉 御宿東凰

会津若松駅前で待っていた送迎車に乗り込むと、座席は1席ずつ空けて座る。

運転席との間も仕切りがある。4人乗れば一杯。

本当だったら、運転手さんともお喋りしたいけど、皆沈黙。

 

駅から15分くらいで到着。

ロビーで甘酒をふるまってくれて、ホッと一息。

ロビーは空いていたが、夕食、朝食はバイキング会場。
どこにこんなに人が?というほど集まっていた。

しかし、料理の小皿はラップで包まれ、メイン等はカウンターで、その都度人がよそってくれる。こんな時代の料理の提供方法は感染対策に手間がかかって大変だろうな……。どれも美味しそうで、全部の料理は取り切れない(当たり前)。

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デザートもこんなに持ってきて欲張りすぎ……。夫と分け合って全部完食。美味しかった、ごちそう様。

お風呂も広々として、露天風呂からの景色もよく見えて、熱いお風呂は苦手だけれど、久々に気持ちよく、開放的だった。スタッフの方々もいい方ばかりでお世話様でした。

 

次の日はホテルの送迎車で近くの会津武家屋敷まで送ってもらう。

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会津藩の家老・西郷頼母の屋敷を再現した屋敷。

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展示物や庭をゆっくり見て回る。小1時間。

この日は休止だったが、弓道体験もやってみたかった。

 

次は循環バスに乗って昨日見られなかった飯盛山のさざえ堂を目指す。

昨日の階段とは違う道を発見してそこからのほうが楽に行けた。

 

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さざえ堂。国の重要文化財で二重らせん構造の珍しい木造建築物。中は結構歩きづらいので、足元に気をつけたほうがよい。

 

2日目はペースダウンでお昼には会津若松駅へ。

2人ともホテルのバイキング料理を食べ過ぎなので、お昼は駅弁1つを分けて食べる。

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お土産は七日町の長門で買ったこちら。

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香木実(かぐのきのみ)

くるみをこしあんで包んであり、上品な味わいのお菓子で美味しい。

 

それからパッケージが素敵なこちら。

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羊羹ファンタジア Fly Me to The Moon

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中はこうなっているらしい。可愛い~。早く開けたい。

 

この時代だし、女同士の旅でもないのでそんなに話ははずまない。
そして自転車でめぐるたびに会話はない。

ある人がコロナ禍で夫が在宅勤務なので頻繁に外食しているという。
長年連れ添った夫婦で黙食なのでこの時代に丁度よいという。
まさしく、私たちの旅もそのようなものであった。
黙食の時代、夫婦旅がお薦めである。

 

そして主婦にとって、上げ膳据え膳は本当に幸せだった!

 

いつもは家と職場の往復(それも徒歩で近い)だけで運動不足。

この2日間でサイクリングや歩き回って相当に足腰を使った。

旅行中は楽しくて何ともなかったが、この疲れが翌日からどっと出てきて2、3日間私を苦しめた。

旅行を楽しむためにも足腰をもっと鍛えておかなければ……。