職場でどんどんIT化していること
今の職場に就職してそろそろ7年目になる。
私の仕事は医療関係……実は薬局の事務である。
1.職場のIT化について
あっという間の7年であったが、様々な環境の変化があった。
1.ここ数年でIT化したこと
1.処方箋の手入力からORコード入力へ
はじめは処方箋をパソコンで手入力していたのだが、そのうちQRコードを読み取る機械が導入され、一瞬で処方箋が入力される。
全部は正確に読み取れないので、人の目を通して間違いをチェックしたり、足りないところを補ったりしないといけない。
大昔は手書きで処方箋を記入していたらしいのだが、恐ろしい手間である。
2.決済方法が電子決済に
現金での支払いだけであったのが、paypayや楽天pay、クレジットカード、pasmo、waon等々様々な電子決済に対応するようになった。
私も実際にスマホで電子決済を色々試しているので抵抗がなかったのだが、色々な支払い方法にタブレット等で対応するので職員によってはとまどってしまう人もいる。
3.FAXで処方箋受付可能に
これはコロナ対応ということもあって、実際に病院に行かなくても処方箋を病院で出してくれるようになって、FAXで処方箋が流れてくることもある。
よって、患者さんが後日、直接お薬だけを取りに来ることもある。
4.タクシーをアプリで呼ぶ
患者さんの要望があれば、今までは電話でタクシーを呼んでいた。
今ではタクシーを呼ぶアプリをスマホに入れて、薬局の住所を入れておけばいつでも呼べる。
油断していると途中で何らかの都合で勝手に解除されてしまうことがあるので、油断は禁物であるが……。
2.これからIT化しそうなこと
まだまだ、IT化の波はある。
1.マイナンバーカードと保険証の連携
政府がしきりにポイントを付けるキャンペーンをやって、マイナンバーカードの発行を促している。
実際は病院に来るのはお年寄りが多いので、マイナンバーカードの発行の申請をするのって結構難しいのではないかと思う。
そして、実際に保険証とマイナンバーカードを紐付けないと意味がないし……。これもハードルが高そう。
仮にお年寄り以外の人の紐付けが進んだとする。
しかし、当薬局、マイナンバーカードと保険証を紐づけた人が来ても、今のところ対応できない。
薬局ではマイナンバーカードを受け付ける機器とそれを利用するパソコンがないといけないのだが、今の半導体不足のあおりを受けて、今のところそのパソコンがいつこちらに入荷するのか全くの不明なのである。申し込んだのは大分前であるのだが……。
しかし、遠くない未来、そのパソコンが来た暁には、そのマイナンバーカードと保険証を紐づけた人が来ることによって、その人の保険証が生きているかどうかのチェックがすぐ出来るのは大変便利なことである。
2.オンライン診療による薬の発送
今のところ近くの病院ではオンライン診療を実施してないので、薬の発送をすることが滅多にないのだが、これが当たり前になると、来局する人が激減するだろう。
3.機械での薬のピッキング
これは結構遠い未来なのだろうか……。
北欧では薬剤師ではなく、機械が薬のピッキングをやっているそうである。
機械がやっている薬局って日本ではあるのだろうか……。
これも結構日本では遅れている分野だろう。
そのうち機械がやるようになると、薬剤師の人数も減らされるのかな……。
3.これからのこと
以上のようなIT化が進んでいるし、コロナ禍により患者さんが減っている現状で、事務員はそんなにいらないのではないかと思う。
実際に、暇な時間が結構あって……。
忙しい職場の人には申し訳ないのだが、この暇な時間をじっとしている私は最近苦痛でしかない。
しかし、職場なのでもちろん、リラックスしているわけでもなく、神経が張り詰めているので、家に帰るとぐったりである。
このままではいつ事務員が減らされるか分からないし、仕事内容に飽きもきている……。
せっかく正社員の職をつかんでいるのではあるが、私は限りある人生、新しい知識を得て違う仕事に就きたいと思う今日この頃なのである。
人生折り返し地点……いや、いつまで続くか分からないこの人生、こんな平凡な主婦でもまだ出来ることがあるはずだと、楽観的に未来を考えている。