何気ない日常の幸せ
休みの日には食材を買いに行く。
農協では今日も元気な野菜を沢山買って、大満足。
葉付大根が大きくて、立派な葉がわさわさしている。
それを捨てずに刻んでさっと茹でておく。
ビタミンCが沢山あるので、捨てない。
味噌汁に入れたり、サラダに入れたり。
ユズも出回っていた。
それをざくざくと刻んで刻んで。
ユズの香りが部屋中に香って、娘も「何だかいい匂いだね」と言っている。
ジプロックに入れて、角砂糖を入れる。今回は普通の砂糖で代用。あるもので大丈夫。
砂糖が溶けたらユズを丸ごと食べられる。ヨーグルトに入れて食べたり、お湯を注いで食べたり……。
その横の鍋では
鳥ハムを作ってみる。
料理とも言えない簡単な台所仕事。
常日頃から家事を手放したいとか言っているが、時間があるときにやっておきたいことがある。
ネットで何でも買える時代でもある。
お金を出せば何でも買える時代でもある。
お出かけや旅行も大好きな私でもある。
しかし、立派な大根の葉をとんとん刻んで、大根葉のゆでたものを作ったり、
台所中がユズの香りに包まれたり……。
手を動かして自分の暮らしを整える、季節のものに囲まれる……そんなささやかなことで私は小さな幸せに包まれる。
自分の手を使って、生きている実感を味わえる。
こんなちっぽけなことだけど、お金を出しても買えないものなのだ。