ボサボサ眉を整えに行った話――眉サロン潜入記
今年やりたかったことの一つ……ボサボサの眉を整えること。
娘からいつも
「ママの眉って元気だよね……どうにかしたら?」
と言われる私。
――どうにかしたらって……ひどい。
自分でもこの太くて元気すぎる眉を持て余している。
眉は顔の一部です。自分でどうにかしたらとんでもないことになってしまいそうで怖い……。
普段はちょっと眉の形からはみ出した毛をハサミでカットしてみたり、目と眉の間に生えてきた毛をピンセットで抜いたり……。
ちょっとパウダーで眉を適当になぞってみたり……。
適当な眉の化粧法……。化粧法とも言えないけどね。
今の子たちって本当に眉の整え方が綺麗。
娘の化粧法もじーっと見てみる。
左右のバランスを整えたり、色々な道具を駆使して……無理……。なんて器用なんだろう。
そこで、娘も行ったという眉サロンというものに行ってみたくなる。
割と近いところで探してみると……。
突然行きたいと思ったので、当日予約可能なところを予約して行ってみた。
半透明な扉を開けて中に入る。
検温と消毒をして簡単なアンケートに答える。
綺麗なスタッフさんが半個室に連れていってくれる。
何だこのでこぼこした椅子は……と思いながら座る。
前髪をピンで上にあげると無駄に広いおでこが恥ずかしい。
そして、眉に焦点を合わせると額に皺がよっていき、これも恥ずかしい。
大きな鏡で見た自分は眉以外にくぼんだ目とか、皺とか、眉以外のところの老化が激しくぎょっとする……。
嫌、気を取り直して眉、眉のためにここに来たんだと気を取り直す。
スタッフさんに
「希望の眉の形はありますか?」
と聞かれる。
「えっと、……自分の眉を生かした自然な眉にして、お手入れも楽な……どれがいいと思います?」
スタッフさんに助けを求めると、
「それでは、アーチ型の眉が優し気な印象になりますが……」
「それで、お願いします!」
1.試しに理想の形をとるのに、コンシーラーで脱毛する部分を塗って、鏡で確認する。
鏡を見ても、よくわからないけど、今よりはずっとよいと思うのでそれでOK。
2.次に周りの無駄な毛を脱毛するのに、温かいワックスを塗る。
3.少しずつ、ワックスにペーパーを付けてベリッと不要な毛を剥がす。
→ここで、スタッフさんに「痛くないですか?」と聞かれるが、
私は、顔のシミをレーザーで取ったこともあるので、それに比べれば全然痛くなかった。
さらに毛抜きでも不要な毛を抜く。
4.脱毛したあとは、ローションでパックして眉全体を冷やす。
冷やしている時間にマッサージチェアがいい具合に体をほぐしてくれる。
だから、でこぼこしている椅子だったのね……。
5.最後にメイクタイム。
寝ころんだ姿勢で手鏡を自分で持ちながら、スタッフさんのメイク方法をじっくり見る。
眉の形をペンシルで囲む→隙間を埋める。
眉頭より内側をパウダーで塗って、薄く眉頭までのばす。
綺麗なアーチ型の眉が完成!!
自然な形を希望したので、すっごく変わったわけではないけど、ボサボサ眉が綺麗に整って満足。
あと、指摘されたのは、特に右の眉があがりがちで、左右の眉のバランスが崩れているということ。
これは、左右の視力がだいぶ違っていて、視力が悪い方の右眼を大きく見開こうとしているせいかもしれない……。
普段はメガネをしていないけど、眼に無理をさせていると、変なところに皺がよるし、よくないかも……と大いに反省した。
その足でドラッグストアで眉のメイク用具を買う。
ついでに美容部員さんにアイラインの引き方を聞く、図々しい私。
ルンルン気分でおうちに帰って娘たちに報告。
上の娘は
「結構太いね……、あんまり変わってないじゃない」
とツレナイ返事。娘はだいぶ眉をいじっている(失礼)ので、ナチュラルなのがわからないのか?
下の娘は
「綺麗になって、よかったじゃない!!」
と褒めてくれた。嬉しい。
この眉の形をいつまでキープできるかは不明。
だけど、練習すれば少しはマスターできるはず。
自分が満足出来ればそれでよい。
今日が一番若い日なんだから、これからも色々挑戦してみたい。