「〇〇の素」に頼ってもいいよね
最近の生活は、家事が手抜きになっているなと思う。
特に料理。
皆が在宅していることが多くなってくると、さすがに義務の料理が疲れてくる。
今までの私は料理が得意なわけでもないのに、外食とか、お惣菜を買うとか、
レトルト食品を使うのに罪悪感がずっとあった。
多分、母の影響のせいだろうと思う。
母も、料理が得意なほうでもないのに、全部色々手作りしていた。
味噌、梅干し、漬け物……。
それを見て育った私は、「料理とは一から手作りするもの」という概念が頭の中に叩き込まれている。
さすがに味噌や梅干し等々作ってないが……。
これが私をいつも苦しめてきた。
どんなに忙しいときも、疲れているときも、
惣菜も買わずに、野菜炒めのような簡単なものしか作れなくてもなるべく作っていた。
味は……。
やっつけ仕事だけに、「???」というものだ。
全部母親がやらなくてもいいと思うのに。
私一人だったら、毎日お昼は納豆でも全然平気だけどね。
皆が成人しているのだから、少しはやってもらいたい。
だが、娘たちも「忙しい……」とか言いながらなかなかやってくれない。
そんな最近の私は、もう手抜き。
「〇〇の素」とかコンビニの冷凍食品を積極的に使いはじめた。
昔と違って、とても味や食感が進化して、美味しいのだ。
素材は体に良くないものも入っているのだろうが……。
日本の母親って3食、毎日メニューを変えて食卓に出すっていうプレッシャーがあるのではないだろうか。
こんなにバラエティーのある食事をしている国って他にある?
味の変化を求めるのなら「〇〇の素」を使っても罪悪感を持ちたくない。