外出先でオムツ貰えますか?

新聞で文化人類学者の小川さやかさん(アフリカ地域研究が専門)の記事を読んだ。

小川さんはタンザニアに日本の小型の便利な製品を持っていくと友人たちに珍しがられるという。

しかし小型製品は彼らのスタイルに合っていないそう。
シェアを想定しているので大型サイズを好み、旅先でもそこで融通するという意識なので荷物が少ないのだとか。

――子どもが赤ちゃんだったころを思い出す。

弟とある場所に出かけるときに
私がオムツを持ってくるのを忘れて家に戻ろうとすると
弟が

「そんなの現地で貰えばいいじゃないの?」
と言う。

私はとても驚いた。

オムツを人に貰うという意識が全くなかったのだ。
全部出かけるときは万全の用意をして出かけないといけないと思い込んでいた。

オムツにおしりふき、タオル、着替え、ミルク、etc……。
小さい子の荷物なのでとても荷物が多くなる。
さらにベビーカーともなれば大変な荷物である。

 

それをバスや電車に乗って
赤ちゃんが出先で泣いたら迷惑かなと
なんだか肩身の狭い思いで出かけていたな……。

 

なんでも自分で用意しなければならないと
自分で自分をがんじがらめにして。

自分で思い込んでいるということは
他人にもそれを強いるということなのか。

 

足りなかったら誰かに貰ったり、借りたりすればよい……。
そんな身軽な意識が
自分が思っていなかった思考だったのでとても新鮮だったのを思い出す。

 

初めての子育てだったので
何でもガチガチに考えすぎていたのかな。

 

初めての赤ちゃんが出来て

「ぼっかぽっか」(深見じゅん)を漫画で読んで
こんな家族になれたらいいなと
何度も読み返したものである。

肩の荷がふっと下りて
心がぽっかぽかになる本である。

 

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今週のお題「一気読みした漫画」

 

 

 

 

 

「この世界の片隅に うちを見つけてくれてありがとう」

今週のお題「一気読みした漫画」

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アニメ映画で有名になった原作の「この世界の片隅に」(上中下)(こうの史代著)。
これは発売と同時に一気読みした漫画である。

 

私にとって戦争、広島弁は馴染みのないものであるが
この本を読むとすずさんがとても身近に感じられ
戦時中どうやって人々が暮らしていたかが細かにわかる。

 

着物をもんぺに直したり
野草を工夫して料理したり
お米をどうにかして水増したり……。
配給とは………
千人針とは……

 

 戦時中でも
淡い恋があり
生活の知恵があり……。

ほのぼのタッチの絵で生活の一コマ一コマが
丁寧に描かれていてとても共感を持って読みやすい。

 

そのほのぼのタッチの絵やユーモアでくるまれているが
戦争の悲惨さがすずさんの身にも刻々と迫ってくる。

兄弟や幼馴染で初恋の人との別れ……。
庶民の暮らしを踏みにじる戦争への怒りも心に刺さる。

 

悲惨な戦争……焼け野原で世界が白黒になってしまっても
世界の片隅で小さな命に愛の手を差し伸べる
そこから世界に色が付いていく……
そこで終わるので明日への希望が湧いてくる。

 

 「この世界の片隅に うちを見つけてくれてありがとう」
この言葉が何回か出てくる。
人間の出会いと別れの奇跡を感じる言葉である。

人間が生まれて死ぬことの奇跡。
人が生まれることは当たり前のようで当たり前でない奇跡。

ほのぼのタッチの絵で戦争の話と言えば
「夕凪の街 桜の国」
これを読んだときからこうの史代さんのファンである。

 

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父親の謎の行動を追う娘……。
こちらは広島に原爆が落ちた後の時代の話が中心になっている。
現代と昔を結ぶ物語にぐいぐいと引き込まれて
今私たちがこの世に生きている意味を考えさせられる。

 

娘にこれらの漫画を薦めたら

「戦争を体験した人がどんどん亡くなっている中で
こういう戦争を伝える漫画に
出会えてよかったと思っている。
その場にいたら本当に悲惨だったんだろうという状況しか
眼に浮かばない……」
という感想だった。

今年の夏もあの戦争があった夏を思い出してこれらの漫画を読み返したい。 

マヤだけが知らない「紫のバラの人」

今週のお題「一気読みした漫画」

 

私の思い出の漫画は「ガラスの仮面」(美内すずえ原作)。
小学生、中学生の少ないお小遣いからコツコツと「ガラスの仮面」を揃えていった。

演劇の才能以外に何の取り柄もない北島マヤ。(実際には容姿もかわい)
それに対しての才能、美貌、家柄……何でも揃っている姫川亜弓
二人のライバル対決が面白くて夢中で読んだものである。

 

人前に立つことが大嫌いな私でさえ、演劇って面白そう、などという間違った夢を一瞬持ってしまうような演劇の醍醐味が伝わってくるのだ。

そしてそこには淡い初恋の人や
陰で支えてくれる「紫のバラの人」……正体はマヤだけが知らない。
大恩人で「紅天女」を演じた、目標でもある月影千草
人物描写がはっきりしていて分かりやすい。

 

貧富の差、才能、嫉妬心、ライバル心、恋心、憧れ……。
こちらも劇の中に入ってもう急な展開に心が鷲づかみされた。

 

取り上げられる「劇」も
たけくらべ
若草物語
嵐が丘
「奇跡の人」……。

以上のような原作のあるものは
本を読むとき、
又は他の映画を観るときも
いつも「ガラスの仮面」でのマヤの演技はこうであった……
などと、どうしても頭に浮かんでしまうほど
脳内に刷り込まれてしまっている。

 

私が夢中になっていつも読んでいるので
私の母親も読み始めた。
私が社会人になり買うのを止めたあとも

実家に帰ると
母親が全巻揃えてはまっていったのには
驚いたものである。
母親をも一気読みの世界に引きずり込んだ
麻薬のような漫画である。

 

その漫画、まだ完結されていないようである。
……っびっくり!!

 

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こだわりを認めあう

新聞に
コロナワクチンを打たない人について
差別をしないことがこれからは大切だということが
書いてあった。

 

 「受けない自由」というのも
考えなければならないと。

 

私は一応医療従事者なので2回接種が終わっている。
ワクチン接種の副反応よりもコロナにかかってしまってからの症状の方が怖いと思うので接種した。

色々自分で詳しく調べたわけではない。

 

 先日知り合いとワクチン接種について話すことがあった。
その人はワクチン接種は今どうするか考え中で色々な情報を集めているが
やらない方向で考えているとのこと……。

 

そこでワクチンを受けるのを反対している人の
サイトをネットで見た。

副作用のこと
子どもへの影響
未確定なことが多い中での危険性……
と私が見ても怖くなる情報が色々載っていた。

 

確かに持病がある人とか危険なのかも知れない……。
100%安全なものでもないのだろう……。

 

ワクチンの安全性、危険性……。

それをどこまで信じるか
自分の頭で考えて決めるしかない。

 

その人は食べ物にもこだわりがあり、
無農薬野菜や添加物のないおやつを子どもにあげている。

洗剤も合成洗剤ではなく石鹸。


私も安心安全なものがよいとは思うが
そこまでこだわりが強いほうではない。

でも他の人から
見たら私にもどこか
こだわりがあるに違いない。

  

農薬、輸入品、 合成洗剤……。

どこまで自分で受け入れるか、受け入れないか……。

自分で決めて
社会で暮らしていかなくてはならない。

 

自分の考えを持つのは大切だが
人が自分の考えと違うからと言って
それを強制できるものではない。

 

人は人、
色々な考え方がある。

人それぞれの
こだわりがある。

 

そのお互いのこだわりを受け入れて
社会が成り立つ。

 

  

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騒音は 忘れたころに やってくる

今週のお題「100万円あったら」

 

夢あることにお金を使いたいと言いながら……
現実に引き戻される。

……それは騒音問題。

このコロナ禍で在宅が増えたこともあって“巣ごもり騒音”問題があちこちで発生しているらしい。

子どもの声やマンションの上下の生活時間帯の違い等々で発生する生活音に敏感になり……。

 

うちの周りでは高齢化が進んでいるので
子どもの声はあまり聞こえない。
平日の昼間なんてとても静か。

 

ところがここに来て……。

 

ご近所周りが騒々しいと以前書いたが

 

katatumuko.hatenablog.com

 

1軒更地になったその隣がまた工事を始めた。
家を取り壊す音が響く。
そしてまた違うご近所さんが外回りの塗り替え工事を始めた……。

 

カンカン、ゴンゴン……。

 

 今って家の売買、さらに家のリフォーム祭り開催中?

 

 私は昼間は勤めに出てしまうからよいのだが……。

上の娘はリモートワーク、下の娘は大学のオンライン授業を現在でも続けている。
よって昼間が騒音地獄となっている!!

 夫も週に1回ぐらい在宅で仕事のときもある。

 

もう防音室を買いたい。
そこに2人、3人入っては都合が悪いだろう。

……1つでは足りない。

狭い部屋に防音室を2、3つ?
そんなの現実的でないな……。

 

窓を防音窓にするっていうのはどうだろう。

結露もすごいので、結露対策にもよい窓ガラス。
そしてついでに台風などの衝撃にも強い強化ガラスのもの。

調べると、サッシも樹脂製のものにすると
断熱性もよくなるらしい。

決まり! 100万円の使い途は窓まわりを整えること!!

 

これでうちもリフォーム祭りの仲間入り……!!。 

 

……待って、うちって何個窓があるの……。
1、2、3、……10以上あるんですけど……。

 

 

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夢あることに使いたい

今週のお題「100万円あったら」

家のローンの返済以外にもっと夢のあるようなこと考えられたらいいのに……。

 

……夢のあることと言えば……。

最近はまっていることがある。

朝、家事や身支度をしながらVoicy(ボイシ―)を聴くこと。
Voicyとは音声メディアサービスで、500以上のコンテンツがあり、好きな時間に好きな放送を聴くことが出来る。
私はスマホにアプリを入れてイヤホンをして聴いている。

ネットをずっと見るのは眼も疲れるし、作業をしながらは出来ないので朝の忙しい時間に聴くのにピッタリである。

 

私がフォローしているのは

1.社会派ブロガーちきりんさん

ちきりんさんの本やブログも好きだけどVoicyもやっているということでこちらもフォロー。

私には考えもつかない視点から社会のことを捉えていて頭を揺さぶられる。
もっと頭を使わないと……本当に勉強になるなぁと……。

 2.ミニマリストのあやじまさん

お片付けのヒントを色々教えてくれる。
ブログも読んでいるがアイディアがすごいなといつも思う。私には真似が出来ないこともあるが、色々参考にさせてもらっている。お片付けって思考の整理でもあるよね……。
お片付けだけでなく、生活全般、生き方までも……考えさせられる。

 

そして一番好きな放送は……。

3.川原卓巳さん(お片付けのこんまりさんの旦那さま)

著書の『Be Yourself』を読んだときからのファン。
柔らかく包容力のある方。
夢を形にした起業家や夢に溢れていてこれから何かを始めたい方等々色々なゲストの話を聞きながら夢を形にする方法を引き出してくれる。

その放送を聞いていると、人生折り返し地点を過ぎたこんな私でも夢をみたくなる。
夢にかけたくなってわくわくしてくる。

そんな夢が出来たら100万円を出したいな。

 

朝から好きな放送、知的な放送、夢のある放送を聴いていると
心がやる気をだしてくる。

 

 

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100万円 使うの簡単 稼ぐは難関

今週のお題「100万円あったら」

(575に調子のってます。もはや575でもなく何? ラップ?)

 

100万円あったらか……。

若いときだったら

バックパッカーとしてリュック背負って
世界一周旅行に絶対行っているな!!

ニュージーランド一人旅には
行ったことあるけど
次は絶対世界一周!!

 

しかし、月日が経って
今の現実は……。


住宅ローンの一部に子供の学費の一部……。
使ったらあっと言う間になくなる金額。

ローンを払い終わっても
家を持ち続けるって結構維持費がかかる。
あと1回ぐらい屋根や壁の塗装をしたら
次いつ出来るだろうか。
あとはボロ屋になるのを待つばかり?

100万円を稼ぐには結構大変なのに。

パートから正社員になっても最低賃金で働いている……。
こんなに疲れる毎日なのに吹けば飛ぶよな手取り……。
悲しいな……。

 

凡人の私には何の才能もないから
自分の時間を売ってお金を稼ぐしかない。

あくせく働いて住宅ローン返して
学費のために働いて……。
仕事して家事して……。
今疲れてあんまり生活を楽しんでいる気がしないので
正社員からパートに戻りたい。

自分ばかりあくせく働きたくないというのも何だから
夫に「もうあくせく働きたくない」ことを言ってみた。

 

あくせく働きたくないから
私、パートになっていい?
あなたもゆっくり働いていいよ

何なら家を売って
小さいアパートにうつって
車も手放して
使うときはレンタカーにしてもいいし
と……。

 

夫は目が点になっていて
私の突拍子もない提案にはついていけないみたい。

 

今の年齢ではもうなかなかいい仕事はないよ
と言うのみ。

夫は今の仕事に満足しているらしい。

 

下の子も大学3年生。
もうちょっとで学費が終わる……。
それにしても日本の学費って高い!!

家から通っているからそれだけでも楽なほうなんだろうけど。

北欧みたいに学費がかからず、老後も安心して年を取りたい。

そのためには税金も高いんだろうけど……。

 

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